理念
PHILOSOPHY
なぜサインタを、世界に?
創造とは?
私はずっと、「無から何かを生み出す力」と「人間の創意工夫が世界を変えるという信念」を信じて生きてきた。
しかし、本当にそうだろうか。
今この世界が依存する大半のシステム、そして生活の土台を支えるインフラは、サーバー上で実行され、コード処理されている。コンピュータ一台さえあれば、ほぼすべてのものを創ることができると言っていい。
しかし、人間の創意工夫によって生み出されたもののその多くは、社会によって消費され、忘れ去られてしまう。
テクノロジーとは、私が理解するところでは、人類に最高の自由をもたらすか、最深の隷属をもたらすか、そのどちらかである。
私が信じてきたものは理想主義的であり、実際の私たちは矛盾の時代に生きていると、そう思った。
私は十歳の頃からプログラミングを学び始めた。父の古いパソコンをいじり、その好奇心がやがて人生の仕事となり、私はテック業界へ足を踏み入れた。だが、そこで私を待っていたのは深い失望だった。
同じアルゴリズムの反復。
同じ配置のテキストボックスと仕切り線。
オリジナリティの欠如。
そして創意の消失。
業界は「効率」と「創造」を取り違え、模倣を革新と呼んでいるかように思えた。だから、私は新しい道を選んだ。
それこそが、サインタが存在する理由である。



消えゆく時間
ビジネスとは、時間をいかに効率的に使うかが全てだ。しかし、今のやり方は本当に時間を効率的に使っていると言えるだろうか?
日々やるべきことに追われて、立ち止まって考える余裕がない。気づかないうちに「当たり前」に慣れてしまってはいないだろうか。今までのやり方を変えられず、今の方法が最善のはずだと信じて、効率性をアップデートしないまま仕事が終わっていく。
だが、それは本当に最善だろうか?
サインタの役割は、経営者がゆとりを取り戻し、本質的な効率化を実現できるようにすること。
そうすることで、業務の全体像を見つめ、本当に必要なことに時間を使えるように。
常に進化し続ける
私は、人生を変えると約束することはできない。なぜなら、結局のところ、時間の使い方も、費やすエネルギーも、得られる結果も、ツールを使う人の力量次第で変わるからだ。だが、サインタは誰もが使えるように作られている。未経験のユーザーを含めて。
日本で経営者となって感じている。この国のビジネスはどうしようもなく複雑だ。
細かい規制、煩雑な手続き——毎日それらと向き合っている。専門家に相談しなければ先に進めず、数人の専門家に頼ると、予定していた予算を大きく超えてしまう。それが現実だ。
だから、私が約束できることは、サインタは常に進化し続けるということ。「ユーザーファースト」の精神を何より大切にし、複数のユーザーが同じ機能を求めるなら、躊躇うことなく実装する。
もし一つ約束できることがあるなら、それは、
もしあなたがこの道をサインタと一緒に歩むなら、私は可能な限りの全てに力を尽くすということ。人間として未熟なところはもちろんあるが、一つ欠けてないと自信を持って言えるのは、それは私の情熱だ。
これが、サンタナム理志の信念であり、サインタの心である。
